在ドイツ中国大使館報道官がドイツ軍艦の台湾海峡通過に関して記者の質問に答えました。
質問:9月13日、ドイツ軍艦は中国側の反対にもかかわらず、台湾海峡を強行通過しました。ドイツ政府高官は、台湾海峡は「国際水域」であり、ドイツ軍艦の通航は「航行の自由」の権利の行使だと発言しています。中国側はこれについてどう考えていますか?
回答:中国側はすでにドイツ側に対して交渉を行い、厳正な立場を表明しました。中国側は再度強調しますが、台湾は中国の不可分の領土の一部です。台湾問題は「航行の自由」の問題ではなく、中国の主権と領土保全に関わる問題です。台湾海峡の水域は、両岸から海に向かって中国の内水、領海、接続水域、排他的経済水域が順に広がっており、いわゆる「国際水域」は存在しません。中国は、各国が中国の法律および国連海洋法条約を含む国際法に基づいて、関連海域において航行権利を享有することを尊重していますが、他国が「航行の自由」を口実に、中国の主権と安全を挑発し、危険にさらすことには断固反対します。中国側は、ドイツ側に対し、一つの中国原則と国際関係の基本原則を遵守し、中独関係の健全で安定した発展を妨害・損害する行動を避けるよう促しています。