江西省で女性が「警察官補の猥褻行為を告発した後、精神病院に2か月間収容された」と主張

概要

江西省南昌市に住む李宜雪さんは、民事トラブルに関連して警察に相談を繰り返す中、担当した警察官補(頼某)から猥褻行為を受けたと告発。しかし、その直後に彼女は「自殺の恐れがある」として江西省精神病院に強制的に入院させられ、約2か月間拘束されていたと主張しています。

背景と経緯

2022年4月、李さんはトラブル解決を求めて派出所を訪れた際、担当の頼某警察官補から連絡を受け、ホテルで面談。その場で頼某が猥褻行為を行ったと李さんは訴えました。その後、4月21日の夜、商業施設で警備員と口論となった際、現場に駆け付けた警官に対し猥褻の告発を再び行ったものの、彼女はその場で拘束され、江西省精神病院に送られました。

入院中の状況

李さんは入院中、精神科薬を強制的に服用させられ、拒否すると拘束具で縛られ薬を投与されたと証言しています。さらに医師は電気ショック療法を検討しましたが、家族の同意が得られず実施は見送られました。6月17日、父親が彼女を退院させましたが、父親によれば警察や病院からの説明に矛盾があったといいます。

公安の発表と裁判

同年12月、南昌市公安局は、「猥褻行為は認定できず、立件しない」とする通報を発表。また、「彼女が自殺のリスクを持つ」との判断に基づき精神病院への措置を正当化しました。退院後、李さんは精神病院を提訴し、現在裁判が進行中です。

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