Claudeがアップデートされ、開発者向けの新機能「Prompt Console」がAnthropicの開発者コンソールに追加されました。この機能により、プロンプトの自動最適化、サンプル管理、プロンプトの評価が可能になります。
主な機能と改善方法
1. 性能向上
- 多ラベル分類:正確性が30%向上。
- 要約タスク:指定字数を100%遵守。
2. プロンプトの自動最適化
- Chain-of-thought reasoning(チェーン思考):回答前にClaudeにシステム思考のセクションを追加し、精度と信頼性を向上。
- Example standardization(例示の標準化):例をXML形式に統一し、プロンプトの明確性と処理効率を改善。
- Example enrichment(例の充実化):既存の例にチェーン思考を組み込み、より多くのケースに対応。
- Rewriting(書き換え):構造を明確にし、文法やスペルミスを修正。
- Prefill addition(事前入力追加):アシスタントの回答に必要な情報を事前入力し、指定のフォーマットでの出力を強制。
3. フィードバック機能
新しいプロンプトを生成後、有効な部分や改善が必要な部分についてClaudeにフィードバックを提供し、プロンプトの質を継続的に向上させることができます。
例の管理
- 構造化形式で例を管理し、例がない場合は自動生成が可能です。
- 一貫性の確保:例の追加により、AIが指示を正確に理解し、複雑なタスク処理能力を向上させます。
プロンプトの評価
- 理想の出力と比較して評価が可能で、5段階評価システムによりフィードバックを提供し、満足するまで最適化を繰り返せます。
この新機能はすべてのAnthropicコンソールユーザーが利用でき、詳細はこちらで確認で
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