マカオ司法警察局が事件を発表
7月15日、マカオ司法警察局は、偽ブランド時計の質入れ事件を捜査中に、容疑者が最近タイで中国人女性を誘拐し殺害した事件の容疑者と一致することを発見したと発表しました。この事件はすでに中国本土の警察に引き継がれました。
事件の詳細
容疑者の馬某(34歳)は中国のパスポートを所持しており、無職です。事件の内容によると、馬某は7月10日に偽の時計を質入れしようとして店員に発見され、警察に通報されました。その後、マカオ警察は馬某が香港へ向かおうとしていたところをタイパのフェリーターミナルで捕えました。捜査中、中国本土の警察から、タイで中国人女性を殺害し切断した容疑者がマカオに潜伏している可能性があるとの通知を受けました。身元確認の結果、容疑者が馬某であることが確認され、事件は現在中国本土の警察に引き継がれています。
被害者の失踪の経緯
33歳の蔡博宣氏の通報によると、被害者の顔瑞敏氏はマレーシアから単独でタイに旅行し、6月30日以降、連絡が取れなくなったとのことです。蔡博宣氏によれば、顔瑞敏氏は7月2日にプーケットに行く予定でしたが、現れませんでした。顔瑞敏氏の携帯電話は電源が入ったままでしたが、微信(WeChat)のメッセージには一切応答がありませんでした。
誘拐と身代金
この期間中、誘拐犯は顔瑞敏氏の家族に電話をかけ、100万元の身代金を要求し、警察に通報すれば人質を殺すと脅しました。現在、顔瑞敏氏の家族はタイに到着し、現地の警察の助けを求めています。
警察の捜査進展
タイ警察は、容疑者が7月3日未明に被害者を殺害し、遺体を切断して黒いビニール袋に詰め、ピンクのスーツケースに入れて複数の人里離れた場所に遺体を捨てたと考えています。被害者の脚部の遺体は、密林に囲まれた池の近くで発見されました。
7月13日、警察はチャチュンサオ県バン・プラ町の草地を捜索し、約20センチメートル掘り下げたところで青い防水シートを発見しました。その下には部分的に腐敗した遺体と一つのシリコン製義体があり、もう一つの義体は左胸に付いたままでした。
容疑者
タイ警察は、この事件の主要な容疑者として32歳の中国安徽省出身の馬延慶(音)を挙げています。