中国人民銀行11月11日、10月末時点の金融データを公表しました。広義貨幣(M2)の残高は309.71兆元で、前年比7.5%増となり、前月末より0.7ポイント上昇し、2カ月連続で回復しています。一方、狭義貨幣(M1)の残高は63.34兆元で、前年比6.1%減少しました。また、年初から10月末までの現金の純投放額は9,003億元に達しました。
貸付面では、10月末の人民元貸付残高は254.1兆元で、前年比8%増となりました。預金面では、10月末の人民元預金残高は301.48兆元に達し、前年比7%増加し、年初から10月末までに17.22兆元増加しました。
さらに、データによると、10月の銀行間人民元市場の同業者間借入の月加重平均利率は1.59%、担保付き債券レポの月加重平均利率は1.65%でした。10月の経常取引におけるクロスボーダー人民元決済額は1.31兆元、直接投資のクロスボーダー人民元決済額は0.63兆元でした。