税関の統計によると、2024年の最初の7か月間において、中国の貨物貿易（以下同様）の輸出入総額は24兆8300億元で、前年同期比（以下同様）6.2%増加しました。そのうち、輸出は14兆2600億元で6.7%増加、輸入は10兆5700億元で5.4%増加しました。貿易黒字は3兆6900億元で、10.6%拡大しました。ドル建てでは、最初の7か月間の輸出入総額は3.5兆ドルで、3.5%増加しました。そのうち、輸出は2.01兆ドルで4%増加、輸入は1.49兆ドルで2.8%増加し、貿易黒字は5180億ドルで7.9%拡大しました。
2024年の最初の7か月間における中国の輸出入の主な特徴：
- 一般貿易と加工貿易などの輸出入が増加
最初の7か月間、中国の一般貿易の輸出入総額は16兆800億元で、4.9%増加し、総貿易額の64.7%を占めました。そのうち、輸出は9兆4000億元で8%増加、輸入は6兆6800億元で0.9%増加しました。同期間、加工貿易の輸出入総額は4兆3300億元で、3.2%増加し、全体の17.4%を占めました。そのうち、輸出は2兆7300億元で0.2%減少、輸入は1兆6000億元で9.7%増加しました。
さらに、保税物流方式による輸出入総額は3兆5000億元で16.9%増加しました。そのうち、輸出は1兆3400億元で13.2%増加、輸入は2兆1600億元で19.3%増加しました。
- ASEAN、EU、米国、韓国との輸出入が増加
最初の7か月間、ASEANは中国の最大の貿易パートナーであり、中国とASEANとの貿易総額は3兆9200億元で10.5%増加し、総貿易額の15.8%を占めました。そのうち、ASEAN向け輸出は2兆3600億元で13.7%増加、ASEANからの輸入は1兆5600億元で5.9%増加しました。ASEANに対する貿易黒字は7935.5億元で33.2%拡大しました。EUは中国の第2の貿易パートナーであり、EUとの貿易総額は3兆2200億元で0.4%増加し、全体の13%を占めました。そのうち、EU向け輸出は2兆1000億元で1.5%増加、EUからの輸入は1兆1200億元で1.5%減少しました。EUに対する貿易黒字は9850.8億元で5.1%拡大しました。米国は中国の第3の貿易パートナーであり、米国との貿易総額は2兆7200億元で4.1%増加し、全体の11%を占めました。そのうち、米国向け輸出は2兆4000億元で5.1%増加、米国からの輸入は6839.1億元で1.2%増加しました。米国に対する貿易黒字は1兆3500億元で7.2%拡大しました。韓国は中国の第4の貿易パートナーであり、韓国との貿易総額は1兆3200億元で8%増加し、全体の5.3%を占めました。そのうち、韓国向け輸出は6004.7億元で0.6%減少、韓国からの輸入は7201.1億元で16.4%増加しました。韓国に対する貿易赤字は1196.4億元で7倍に拡大しました。
同期間、中国の「一帯一路」関連国との輸出入総額は11兆7200億元で7.1%増加しました。そのうち、輸出は6兆5600億元で7.7%増加、輸入は5兆1600億元で6.3%増加しました。
- 民間企業の輸出入が二桁成長
最初の7か月間、民間企業の輸出入総額は13兆6700億元で10.9%増加し、全体の55.1%を占め、前年同期から2.3ポイント増加しました。そのうち、輸出は9兆2200億元で10%増加し、総輸出額の64.7%を占めました。輸入は4兆4500億元で12.8%増加し、総輸入額の42.1%を占めました。同期間、外資系企業の輸出入総額は7兆2800億元で1%増加し、総貿易額の29.3%を占めました。そのうち、輸出は3兆9200億元で1%増加、輸入は3兆3600億元で1.1%増加しました。国有企業の輸出入総額は3兆8200億元で0.7%増加し、全体の15.4%を占めました。そのうち、輸出は1兆1000億元で1.8%増加、輸入は2兆7200億元で0.3%増加しました。
- 機電製品が輸出の約6割を占め、自動データ処理装置およびその部品、集積回路、車両の輸出が増加
最初の7か月間、中国の機電製品の輸出は8兆4100億元で8.3%増加し、総輸出額の59%を占めました。そのうち、自動データ処理装置およびその部品の輸出は8158.8億元で11.6%増加、集積回路は6409.1億元で25.8%増加、車両は4628.6億元で20.7%増加、携帯電話は4547.4億元で1.3%減少しました。同期間、労働集約型製品の輸出は2兆4300億元で5.1%増加し、全体の17%を占めました。そのうち、衣料品および衣類付属品の輸出は6322.9億元で1.6%増加、繊維製品は5745.3億元で6%増加、プラスチック製品は4372.1億元で10%増加しました。農産品の輸出は4031.2億元で4.6%増加しました。
- 鉄鉱石、石炭、天然ガスなどの主要な大宗商品（バルク品）の輸入量が増加
最初の7か月間、中国の鉄鉱石の輸入量は7億1400万トンで6.7%増加し、輸入平均価格（以下同様）はトン当たり826.1元で5.4%上昇しました。原油は3億1800万トンで2.4%減少し、トン当たり4322.3元で8.1%上昇しました。石炭は2億9600万トンで13.3%増加し、トン当たり713.9元で14.9%下落しました。天然ガスは7544.2万トンで12.9%増加し、トン当たり3477.7元で9%下落しました。大豆は5833.3万トンで1.3%減少し、トン当たり3658.2元で15.4%下落しました。石油製品は2832万トンで4.6%増加し、トン当たり4387.3元で10.3%上昇しました。さらに、初期形状のプラスチックの輸入は1677万トンで1.6%増加し、トン当たり1.08万元で1.1%下落しました。未鍛造の銅および銅製品は320.1万トンで5.4%増加し、トン当たり6.68万元で9.9%上昇しました。